ユーロ4LX-TWはEMG35TWというタップでハムバッカーとシングルコイルを切り替えられるので、スペクトラムアナライザーでトーンの違いを見ていこうと思います。
スペクトラムアナライザーはCUBASE AIのなかのやつをスクリーンショットしています。EQはフラットを狙ってトレブルセンター、ベースはミニマムからやや上げたところで行っています。ボリュームもクリップするギリギリでセンターくらいにしています。A弦開放を弾いたものです。
↓フロントハム+リアハム
↓フロントシングル+リアシングル
2ハムは2kHz以上の高音が抑えられ、50Hzがやや上がって、800Hz付近と1.5kHz付近が全体的にまとまって出ている感じ。2シングルは、100Hzから200Hzくらいが山になっていて50Hzくらいの低音がやや抑えられている感じと高音は5kHzくらいまで出ていて全体的に満遍なく広く音が出ている感じ。
↓フロントハム+リアシングル
擬似PJサウンドで、上のシングル×2より100Hzから250Hzくらいがやや上がっていて、高域も5kHz付近まで出ています。ややミドルが出てきつつリアシングルで輪郭のはっきりするような高域が出ている感じです。
↓フロントシングル+リアハム
上のシングル×2と比べて、400Hz付近がやや出ていて、1kHzから5kHzが目立つようになっています。硬質なリアピックアップの音のミドルが厚くなったような感じがしました。
↓フロントシングル
シングル一発だと出力が小さくなるようで6dBくらい出ていたのが3dBくらいになっています。くせの少ない音だと感じます。
↓フロントハム
ハムになると出力がやや上がっています。上と比べて50Hzくらいの低音が出ているのと2kHz以上の高域が抑えられています。高域が削られた分、低域がしっかり出ているように感じます。
↓リアシングル
リアシングルだけだと出力がかなり弱い感じです。フロントシングル一発よりくせがなく見えます。音は硬めでジャズベースのリアピックアップの音です。
↓リアハム
ハムになると100Hzから400Hzあたりが出てきつつ、2kHz以降の高域が削られていて、硬めのジャズベースのリアピックアップのイメージを残しつつミドルが厚くなった感じがします。上のフロントシングル+リアハムの方はより高域が出て音に広がりがある感じがしました。
最後に、弾き方や違う弦を弾くと音の出方が変わると思いますが、音の傾向の参考になれば幸いと思っています。
本日も最後まで見てくださりありがとうございます。
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